ネットアップ、Exchange向けデータ管理ソフト最新版--個別メール復旧も可能に

田中好伸(編集部)

2009-12-24 14:35

 ネットアップは12月24日、Microsoft Exchange Server向けデータ管理ソフトウェアの最新版「SnapManager for Microsoft Exchange Server 6.0」の提供を開始したことを発表した。税別価格は137万7000円から。

 SnapManager for Microsoft Exchange Serverは、ネットアップのストレージとExchange Serverの組み合わせでメールシステムのバックアップとリストアを自動化するツール。Exchange Server管理者が、ビジネス継続に不可欠となるメールシステムを止めずに、GUIベースでストレージとデータを管理できる。最新版となるSnapManager for Microsoft Exchange Server 6.0は、Exchange Server 2010/2007/2003に対応する。

 従来版で、別製品だったExchange Serverデータの復旧ソフト「Single Mailbox Recovery」を最新版では統合。個別のメールボックス単位やメール単位でのデータ復旧が可能になっている。メールシステム全体ではなく、状況に応じて細やかな対応ができ、復旧にかかる時間を短縮できるとしている。

 また最新版では、Exchange Serverを導入したサーバを最大16台まで管理でき、障害対策のために冗長構成を取ることもできる。万が一の場合には、最短30秒でメールシステムを復旧させるシステムを構築することが可能という。

 複数のサーバで構成される大規模システムの場合、それぞれのサーバにストレージを接続する形式だと管理が複雑になり、コストも手間もかかるが、データ保護機能を共有ストレージに集中させることで、管理が楽になり、コストも削減できるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]