シンガポール消防車の備品管理でRFIDを活用--確認作業が3分の1に短縮

田中好伸 (編集部) 2011年12月15日 15時29分

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 シンガポールの消防と救急を統括する市民防衛庁(Singapore Civil Defence Force:SCDF)は全消防署の消防車や救急車に搭載される機器を迅速かつ正確に管理するために「RFID備品管理システム」を導入する。日立システムズなどが12月15日に発表した。

 シンガポールの消防署はこれまで、消防車や救急車に搭載されるホースやポンプ、酸素ボンベ、ストレッチャなどの機器に過不足がないか、署員が毎日一つ一つ手作業で点検していた。多くの機器を手作業で確認するには手間と時間がかかる上、確認ミスが発生する懸念もあった。そこでSCDFは点検作業を効率よく展開するために、RFID備品管理システムの導入を決定した。

 同システムは、RFIDタグを貼り付けた機器にハンディリーダをかざすだけで、機器の情報を瞬時に読み取れるという。ハンディリーダから約1m以内の距離であれば、機器が重なって配置された状態や車両の奥に置かれた状態でも読み取れることから、車両に機器を搭載したままでの迅速な点検作業が可能になるという。消防車には1台あたり約200の機器が搭載されており、1台あたり数人で約30分かかっていた確認作業を1人で10分以下に短縮できるとしている。

 シンガポール国内の全16消防署、約170台の消防・救急車両で使用される予定。RFIDタグは約1万3000個、ハンディリーダが55台が導入される。日立システムズのアプリケーション「Chipin/Fixture」を活用して構築され、2012年4月から試験運用が始まる予定になっている。

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