アビームコンサルティングは4月9日、米Netsol Technologiesと提携してリース、ファイナンス企業向け統合業務アプリケーション「Netsol Financial Suite(NFS)」を4月5日から販売していることを発表した。
NFSは、リース業やファイナンス業で必要とされる機能を包括的に網羅したというパッケージソフトウェア。多言語、多通貨対応のNFSは、法人ユーザーと個人ユーザーに対応したリテール金融と在庫金融の両方をカバーする。
契約開始から終了に至る業務のライフサイクル全般に対応する。データの一元管理、業務間のシームレスなデータ連携と、これを通じたリース業とファイナンス業での効率的な業務プロセスの運営、リアルタイムな経営管理をサポートするという。パラメータ設定で金融商品やワークフローの追加変更に柔軟に対応できるとしている。欧米やアジアなどで150社以上の導入実績があると説明している。
今回の提携では、両社が培ってきた業務知識やシステム導入、ビジネスノウハウを活用していく。リース企業やファイナンス企業の海外拠点、製造業での海外でのファイナンス子会社などのビジネスをサポートする基幹業務システムの導入を支援する。短期間で進出先の各国の法規制や会計制度、ビジネス事情に応じたシステム導入が可能となり、海外展開を強化する日本企業にとって、最適なグローバル経営基盤の確立を支援できるという。
国内でのリース企業やファイナンス企業、製造業でのファイナンス子会社のビジネスをサポートする基幹業務システムの導入も支援する。アビームの国内でのコンサルティング経験やIT導入支援の実績を活用することで、日本の事情に対応した短期間、低コストでのシステム導入ができ、経営基盤確立を支援できるとしている。