ヴイエムウェアは7月12日、メールを中心としたコラボレーションの基盤となるソフトウェアの新版「VMware Zimbra Collaboration Server 8.0」を発表した。ベータ版をダウンロードできる。
Zimbra 8.0はクラウドに関する専門知識に基づいて設計されているという。プライベートとパブリックの両方のクラウドにブラウザベースのメールシステムを構築できる。仮想ソフトウェアアプライアンスの形態で提供され、10分で導入できるとメリットを説明している。
VMwareはCisco Systemsなどと提携して、新版ではユニファイドコミュニケーション(UC)機能を搭載している。メイン画面から音声通信やUC機能を活用できるようになっている。
電話番号をクリックするだけで電話をかけられる機能、Ciscoが提供するインスタントメッセージング(IM)ソフトウェア「Cisco Jabber」と統合することで在籍確認(プレゼンス)機能とワンクリックでチャットできる機能も提供されている。加えて、Zimbraから直接、SaaS型のウェブ会議システム「Cisco WebEx」のセッションをスケジュールに登録、開始する機能も統合されている。