ユニシス、ソーシャルメディアなどテキスト分析システム--ERPなど定量情報も

田中好伸 (編集部)

2012-08-06 16:09

 日本ユニシスは8月6日、ソーシャルメディア上のテキストやコールセンターでの対話履歴、消費者アンケートなどを自動収集して、企業内で分析、共有するシステム「TopicStation」の販売を開始した。税別価格は1サーバライセンス500万円となっている。

 TopicStationは、FacebookやTwitterといったソーシャルメディア、クチコミサイト、ブログ、コールセンターでの対話履歴、アンケートなど“市場の声”を自動で収集して、分析して共有する。TopicStationを利用する企業は、キャンペーンやプロモーション実施後の反応を分析することで、定量的に評価を把握できるとメリットを強調。ネガティブな情報にいち早く気付くことで、定期的に風評やコンプライアンスの観点でネットを監視できることもできると説明している。

 同社は2011年12月からソーシャルメディアを分析するシステム「TopicExplorer」を販売している。TopicExplorerは、「時系列トレンド分析」や「単語マップ分析(話題の可視化)」といった機能を搭載。すでに日用品メーカーの研究開発部門、大手小売業の商品企画部門などが導入しているという。

 今回のTopicStationは、TopicExplorerのソーシャルメディア分析機能を受け継ぎ、統合基幹業務システム(ERP)などの業務システムから取り込んだ売り上げデータなどの定量情報とあわせて同じ時間軸で比較分析できる機能も搭載している。

 ソーシャルメディアなどの市場の声をベースにした定性情報と、売り上げや株価といった各種の重要業績評価指標(KPI)を同時に管理できる。例えば、売り上げの好不調や株価の上下を検知して、その原因を市場の声から発見できると説明している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]