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アイ・ティ・アール(ITR)は1月18日、テキストマイニング市場の2010年度の規模は前年比11.3%増の24億6000万円となったことを発表した。従来のアンケート分析やビジネステキスト分析に加えて、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアの分析ニーズが徐々に高まっており、2011年度も伸びると見ている。
テキストマイニング市場のベンダーシェアは野村総合研究所の「TRUE TELLER」シリーズが39.8%でトップ。機能の豊富さや長年のコンサルティングサービスの実績から堅調に売り上げを伸ばしているという。ソーシャルメディア分析の高まりを受けて、分析のBPOやコンサルティングサービスの提供を推進している。
2位にはSaaS形式で提供しているプラスアルファ・コンサルティングが17.1%でランクインしている。急速にユーザーを拡大しており、2010年度は前年比40.0%増の伸びを示し、2011年度も引き続き大きく出荷金額を伸ばすものと見込まれている。3位にはIBMが15.4%でランクイン、従来製品の「IBM Content Analytics」に加え、買収したSPSS製品が加わったことで、提案の幅を拡大し、堅調な伸びを維持しているという。
ITRのシニアアナリストである生熊清司氏はテキストマイニング市場について「企業でのテキストデータへの分析ニーズが高まっていることから、今後も市場規模の拡大が予測される」と分析。だが「利用者の増加によってテキストマイニングへのニーズが顕著化することで同時にOracleやMicrosoft、SAPなどの大手ソフトウェアベンダー、ECやソーシャルコミュニケーションの大手ウェブベンダーが参入してくることが考えられ、市場競争は激しくなると予想される」とコメントしている。
ITRはテキストマイニングを含むビジネスインテリジェンス(BI)市場を調査した「ITR Market View:DBMS/BI市場2012」を発行している。
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