日立製作所は10月9日、バックアップの作成から遠隔地へのデータ保管、復旧までの一元管理を可能とするソフトウェア「Hitachi Storage Adapter for Symantec NetBackup OpenStorage」を製品化したと発表した。シマンテックが技術支援と検証で協力している。
同ソフトウェアは、シマンテックのデータ保護ソフトウェア「NetBackup」と日立のユニファイドストレージ「Unified Storage 100シリーズ」をNetBackupのAPIであるOpenStorageを通じて連携させる製品。NetBackupの管理画面からUnified Storage 100シリーズのリモートレプリケーション機能を操作、管理できるようになる。これにより、バックアップデータの作成から、ストレージを利用した遠隔地へのデータ保管、復旧までの一元管理が可能となり、バックアップ運用の負担を軽減できるとしている。
従来の仕組みでは、管理者はバックアップシステムとストレージシステムの両方でバックアップ作業とリモートレプリケーション機能の設定をする必要があった。今回発表されたソフトウェアを利用することで、ストレージ側での作業が不要になる。
価格は103万9500円から。10月10日から販売を開始し、11月15日より提供を開始する。