ディーバ、決算早期化でコンサルティング提供--45日開示を翌月内に短縮

田中好伸 (編集部)

2012-11-09 16:54

 ディーバは11月9日、企業の決算発表にかかる期間を短縮するための「決算早期化コンサルティングサービス」の提供を開始した。同社のコンサルタント110人が担当する。

 今回のサービスは、(1)フェーズ1:目標設定と経営者や役員とのコンセンサス、現場の課題の洗い出し、(2)目標スケジュールとの差を埋めるための実現手法の検討と実行、(3)実行した改善案の結果検証と改善――という3つのフェーズで支援する。費用は標準的なコンサルティングで、フェーズ1が約350万~500万円、フェーズ2と2がそれぞれ約50万円から。システム導入などは別途費用が発生する。

 ディーバは、連結会計システム「DivaSystem」を開発、提供しており、2011年2月から「連結決算トータルアウトソーシングサービス」を提供している。今回のコンサルティングと組み合わせることで、企業内部の推進から実務実行までの包括的アウトソーシングを実現するとしている。

 企業の決算発表までの期間を短縮させる決算早期化は、企業内外で課題視されている。だが、東京証券取引所が推奨する30日開示を実現できている企業は全体の約2割とされている。今後、国際会計基準(IFRS)が適用されると、業務量が膨大になると予測されている。

 ディーバは、過去に45日開示の企業を2年間で翌月内開示に短縮した実績があり、そのノウハウを提供すると説明。760社以上のシステム導入実績から、会計や経営管理だけでなく、システムに対する専門知識があるとメリットを強調している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

  5. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]