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日立、WANアクセラレータに遠隔バックアップモデル--26倍の高速化

田中好伸 (編集部)

2012-11-15 17:55

 日立製作所は11月15日、複数拠点間の通信速度を向上させるネットワーク高速化装置「日立WANアクセラレータGX1000」のラインアップを強化することを発表した。第1弾として「日立WANアクセラレータ リモートバックアップモデル」を11月19日から販売する。価格は4305万円。2013年2月20日から出荷する。

 日立WANアクセラレータは、日立独自のアルゴリズムでパケット廃棄率とその変化を測定して、WAN回線の空いている帯域をリアルタイムに推定しながら、WAN回線に流れるデータ通信量を決定して、WAN回線の物理帯域を最大限に活用できるという。

 1月から、グローバルに事業を展開する企業向けに国内外の拠点などの長距離間での通信速度を向上させる「日立WANアクセラレータ ハイエンドモデル」を販売している。ハイエンドモデルは、長距離伝送でのCADデータなど、頻繁に更新されるデータの情報共有を高速化させることで、生産性向上を実現できるとメリットを説明している。

 今回のリモートバックアップモデルは、高速転送処理部とインターフェース部を組み合わせたモデル。WAN高速化機能を高速転送処理部に持たせ、TCPセッションあたりの転送速度をハイエンドモデルの300Mbpsから1Gbpsに向上させている。1Tバイトのデータ転送速度を約26倍高速化できると説明。最大のTCPセッション数は2000となっている。

 現在、企業は災害復旧(DR)対策として、データセンター間でデータを共有、バックアップするニーズが高まっている。だが、WAN回線を経由したデータ転送に時間がかかるため、リモートでのバックアップが困難と指摘されている。

 そのため、データセンター内でバックアップを取り、同一の敷地内で保管しているケースがあり、災害時にバックアップを含めデータを喪失するリスクを抱えることになる。今回のモデルはデータセンター間の高速バックアップを実現するものとしている。

 日立は今後、第2弾として10M~100Mbpsの帯域を対象にしたオフィスモデルを2013年度上期に販売する計画を明らかにしている。データセンターとオフィスの間が高速通信でやり取りされ、データセンターにあるCADデータ、ECや金融機関のデータベースといった大きなデータを高速に各拠点から参照できるようになるという。

図 日立WANアクセラレータシリーズの適用領域
※クリックすると拡大画像が見られます

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