通信インフラ建設のミライトグループは情報共有基盤として大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」を導入、稼働させている。ライセンス規模は1万、拡張モジュール「パワーアップキットシリーズ マルチカンパニー for ガルーン」も導入した。サイボウズが3月21日に発表した。
同グループはもともと、大明、東電通、コミューチュアの中核3社で構成。2012年10月にミライトホールディングスを持ち株会社にして、ミライトとミライト・テクノロジーズの中核2社に再編した。同グループは、ホールディングス以下計32社のグループ会社を抱えている。
事業再編を機に情報共有基盤を刷新した。再編前は、大明が「サイボウズ ガルーン」「サイボウズ デヂエ」、東電通がデヂエと「サイボウズOffice」、コミューチュアが他社製グループウェアと各社が異なるグループウェアを活用していた。
グループ企業が事業をともに展開する過程では、状況に応じて情報を統制できることに加えて、組織としての一体感を醸成することが重要とされている。マルチカンパニーを導入することで、グループ会社間でのユーザー管理やアクセス制御が可能となり、各社の独立性を保ちながら運用できるようになっている。マルチカンパニーは、複雑な組織体制の中で細かいユーザーグループでもアクセス権限の範囲設定などが扱いやすく、特定の部分だけにセキュリティ制限をかけられるという。