日本ヒューレット・パッカード(HP)は5月27日、Windows 8搭載ビジネスタブレットの新製品「HP ElitePad 900」のLTEデータ通信モジュール搭載モデルを発表した。
KDDIのau 4G LTEに対応した「HP ElitePad 900 for au」と、NTTドコモのXi(クロッシィ)に対応した「HP ElitePad 900 for DOCOMO」の2機種で、いずれもWindows 8搭載モデルと、Windows 8 Pro搭載モデルを用意する。
HP Directplus価格は、両機種ともWindows 8搭載モデルが9万1350円、Windows 8 Pro搭載モデルが11万1300円。6月中旬から発売する。
モデルと価格
日本HP 取締役副社長執行役員 プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括の岡隆史氏
ElitePad 900は、Windowsの既存資産の活用、企業が求めるセキュリティ環境の実現、管理と運用面の容易さなどを特徴として、2月の国内発売以来、数十万台規模の商談実績に達しているという。
日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 取締役副社長執行役員 岡隆史氏は「2月に発売以来、Windows 8の検証用としての導入のほか、IT部門が中心となったタブレット導入検討、エンドユーザー部門が中心となった導入検討が進んでいる。商談ベースでの導入検討台数を積み上げていくと、市場全体で100万~150万台規模になり、年間600万台の国内出荷が見込まれる国内タブレット市場の2~3割程度がビジネス用途になるという感触を得ている」と説明した。