M2M:2015年までに5割の企業が導入、製造業と家電業界が拡大をけん引

田中好伸 (編集部) 2013年06月28日 16時01分

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 機器同士をネットワークでつなぎ、相互にやり取りできるようにして、それぞれの機器で生成されたデータをリアルタイムで統合、制御し、活用できるM2M(Machine to Machine)に期待が寄せられている。8割近い企業がビジネスの成功にはM2Mが不可欠と回答しているからだ。M2Mビジネスを展開しているVodafoneが発表した調査で明らかになっている。

 英Vodafoneは2013年から「M2M普及バロメーター調査」を展開。英国時間6月26日に調査結果(英語)を発表した。調査は、自動車、エネルギー・公益、製造、運輸・物流、小売りの主要5業界で欧州、アジア太平洋、米州でM2M戦略の立案にかかわる企業幹部327人を対象に調査した。

 回答企業の5割が2015年までにM2Mの導入を予定している。特に中小企業で導入が進むとみられている。その割合は、これまで最も幅広く導入している大企業の普及率を今後2年間で上回る見通しとしている。

 現在、M2Mはネットに常時接続する“コネクテッドカー”が拡大している自動車業界で19%と幅広く導入されている。次いでスマートメーターの導入が進むエネルギー・公益業界で13%、車両を中心に資産を管理するためにM2Mを活用する運輸・物流業界で12%となっている。原材料や部品が今どこにあるのかを追跡することなどを目的に製造・家電業界で11%、サプライチェーンにM2Mを導入するなど小売業界で10%というのが現状だ。

 調査からは、製造業と家電業で今後成長すると報告している。電子書籍などのコンテンツをシームレスにダウンロードするネット接続端末のほかに、ゲーム機器やスマートテレビなど、ネットワーク接続に対する需要が増加しているという。加えて、他社との低価格競争に勝ち抜くためにメーカー各社が新技術開発に注力し、M2Mの導入が最も急速に進むと予測している。

 M2Mの普及状況を地域別にみると現在、米州で最も幅広く採用されている。だが、今後2年間ではアジア太平洋が米州よりも導入するとしている。欧州でも導入が加速し、アジア太平洋地域に迫る勢いで拡大していくとみている。

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