電通とカタリナ マーケティング ジャパンは7月12日、購買データなどを使ったサービス開発を共同で行うと発表した。電通が持つ消費者のメディア接触を含めた分析データと、カタリナがPOSから取得している実購買データなどの知見を組み合わせ、これまでよりも高精度なプロモーション活動や効果測定が可能になるという。

電通とカタリナの協業スキーム
両社は、カタリナが提供する「買い物客の購買特性に合わせて、レジでクーポンを配布する」といった広告展開に、電通のプランニング力や各種調査データを結び付け、購買シーンとコミュニケーション領域をつなぐサービスを展開する。これにより、個人の購買行動に基づくコミュニケーション戦略の設計や、購買起点の消費行動分析を活用した効果検証が可能なサービスを提供する。
両社は今後、アジアを中心に同様のマーケティングスキームを展開する予定だ。