「ビッグデータ」の認知は進むが、企業ごとに想定するシステムは異なる--ノークリサーチ調査

山田竜司 (編集部) 2013年07月18日 15時14分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ノークリサーチは7月18日、昨今注目を集めている「ビッグデータ」という言葉に対し、ユーザー企業はどういった認識をしているか、調査した結果を発表した。半分以上の企業が「ビッグデータという言葉の内容を理解している、と回答する一方「ビッグデータ」から想定するシステムや構成要素は企業により大きく異なることが分かった。


「ビッグデータ」という言葉の認知

 年商5億円以上のユーザー企業に対する、ビッグデータという言葉の認知度は、年商5億円以上、100億円未満の企業で、「内容を理解している」と応えた人の割合は5割以上、100億円以上500億円以上の企業で6割以上、500億円以上の企業でも6割以上に達しているという結果が出た。ノークリサーチは「ごく新しいIT用語であることを考慮すると認知の広がりは比較的早いといえる」と説明する。


「ビッグデータ」を扱うシステムに該当すると考えられるもの(いくつでも)

 さらに年商5億円以上のユーザー企業に対する「どのようなシステムがビッグデータに該当するか?」(複数回答可)の設問では、「大量のデータを1台のサーバでまとめて処理するシステム」(30%程度) 、「大量のデータを複数台のサーバで分散処理するシステム」(40%程度)、 「大量のデータをリアルタイムに処理するシステム」(30%程度)などに多くの回答が集まった。グラフからは、「ビッグデータ」という用語からどのような特徴を持ったシステムを想起するかについては、企業規模との相関が小さいことがうかがえる。

 ノークリサーチでは、企業ごとにビッグデータから想定するシステムが異なるという調査結果に対し、「すでにビッグデータ施策取り組み済みのユーザー企業は分散処理であることやリアルタイム性に関係なく、大量のデータをまとめて処理するシステムをビッグデータと捉えている。一方、活用を予定しているユーザー企業は、分散処理であることを条件として挙げる割合が高くなる傾向にある」とコメントしている。

 同調査は2013年1月から2月、年商5億円以上の企業でシステム導入に関わる社員に対して行われた。有効回答数は1000件。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算