アデランスが生産管理システムを刷新、世界標準の生産モデルを確立

山田竜司 (編集部) 2013年07月19日 11時48分

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 現在アデランスは、フィリピンとタイでウィッグなどを生産している。各工場の生産管理システムは現地で個別に構築しているため、日本からのガバナンスが効きづらく、品質や原価,納期などのQCD(Quality、 Cost、 Delivery)の管理に課題を抱えていた。また、人件費が安価な地域へ生産拠点を展開するために、新たに標準システム基盤を構築する必要があったという。

 そこでアデランスは、生産管理システムを統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「IFS Applications」で刷新した。新しい生産管理システムは、従来は部門単位で管理していた進捗や品質の情報を現場の作業工程単位で管理する。ハンディ端末を利用して作業の着手や完了の実績を報告して、各工程間の滞留状況を見える化し、納期遅れへの早期対応を実現できるという。


日本主導の標準生産モデル構築

 これにより、仕掛品の所在を正確に把握し、キャンセルや変更への迅速な対応が可能となり、工程別の検査結果から、問題工程も明らかにすることもできると説明している。

 個別仕様のオーダーメイド品については、日本からの受注情報をシステムに取り込むフォーマットや、工場で作製指示を行う機能を拠点間で統一した。これらにより、システム入力作業を効率化し、入力ミスの削減を目指す。

 アデランスは今後、フィリピン工場での会計システム構築、タイ工場、新設するラオス工場に、同様の生産管理システムを展開する計画である。

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