勝負の場面でうまくいく--自分をよりプロフェッショナルに見せる10の方法 - (page 2)

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2013-07-29 07:45

4.小道具を慎重に選ぶ

 私は、話者が話すときにマクドナルドのコーヒーカップを手にしていたり、ホワイトボードがうまく使えなかったりしたために、素人くさく見えてしまうプレゼンテーションを見たことがある。プレゼンテーションを準備するなら、細かい点にも気を配るべきだ。もし飲み物が必要なら(その場合は水を持って行くべきだ)、水を入れるグラスは清潔で、シンプルで、落ち着いたものにすること(水を多く飲むのならピッチャーも)。飲み口付きのカップや、スポーツドリンクのボトルなどを使ってはいけない。プレゼンテーションにホワイトボードが必要なら、確実に使え、新しく見えるか、少なくともきれいでしっかりしたものを用意する必要がある。

 プレゼンテーションに配付資料を使うのであれば、資料を順番通りにまとめ、ホチキス止めし、机にきちんと重ねて置いておくか、聴衆の椅子の上に配布しておくこと。事務的な問題のために、プレゼンテーションや打ち合わせを中断する機会は、少なければ少ないほどよい。そして、ケチってはいけない。安いホワイトボードを使っていると、トラブルが起きて格闘しなくてはならない可能性も高くなる。確実な結果を得るためには、確実なツールのために必要なだけ費用をかけるべきだ。

5.スペルチェック

 私は講義や面接、プレゼンテーション、打ち合わせなどに参加すると、配付資料や履歴書、ホワイトボード、プレゼンテーション資料などに、スペルミスが多いことに驚かされる。聴衆からの注意や就職のチャンスを失う一番簡単な方法は、スペルミスをちりばめた資料を使うことだ。聴衆や面接官は、小さな、あるいは間違いやすい文法ミスなら見逃してくれても、スペルミスとなれば話にならない。もし、ワープロでスペルチェック機能を使っていないのなら、使うべきだ。スペルミスが多いことに気づいているなら、誰か他の人にプレゼンテーションや履歴書、配付資料のチェックをしてもらった方がよいだろう。

6.電話をマナーモードにしておく

 聴衆は、あなたにかかってくる電話や、送られてくるメールには興味がないし、電話やメールが来てプレゼンテーションを中断することほど、プロフェッショナルらしくない態度はない。これには、わずかながら例外がある。例えば、あなたの奥さんが産気づいた場合などは、数少ない例外の1つだろう。そういう万が一の場合は(あるいは同じくらい緊急の場面では)、聴衆に状況を説明して理解してもらえばよい。そういった情状酌量が可能なまれなケース以外では、携帯はマナーモードにするか、電源を切っておくべきだ。

7.時間を守る

 「時は金なり」だ。これは、あなたがサービスから対価を得ているという意味だけでなく、聴衆にも自分の仕事があるという意味でもある。与えられた時間の枠を守るようにすれば、成功できるようになるはずだ。これは、早く終われと言っているわけではない。顧客はあなたの時間にお金を払っており、それだけのものを得たいと思っている。それにしっかり応える必要がある。面接される場合には、決してその面接よりも重要なものがあるというそぶりを見せてはならない。そんなものはない。その場で一番重要なものは、その面接だけだ。これには、時間に遅れずに着くということも含まれる。約束の時間には、常に準備が整っているべきだ。もちろん、これは開始時間ぴったりに到着しろということではない。決められた時間には準備万端な状態になっているよう、早めに到着して、相手に敬意を示すこと。

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