ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを提供するTableau Japanは7月30日、SaaS型BIツール「Tableau Online」の一般提供を開始したことを発表した。従来のソフトウェア「Tableau Server」をクラウドで利用できる。
Tableau Serverは、ブラウザベースのBIツール。必要なすべてのデータをダッシュボードに統合して、ブラウザ内でフィルタリング、ハイライトでの表示、ドリルダウンでの探究といった作業をウェブに展開できる。チームでのワークスペースやコラボレーションソフトウェア「SharePoint」のサイトにダッシュボードを埋め込むこともできる。
Tableau Onlineは、Tableau ServerをSaaSで利用できる。数回のクリックでダッシュボードを公開でき、そのサイトにほかのユーザーを招待して一緒に閲覧するなどの共同作業が可能になるという。顧客企業やパートナー企業とダッシュボードを共有する場合には、ファイアウォールの外側で動作してもセキュリティを保持できるとしている。
Tableau Onlineのデータやメタデータは、Tableauの「Data Server」で一元的に管理できる。ダッシュボードを公開して共有し、ほかのユーザーがそのデータにアクセスして独自に分析できるため、作業の重視を避けられ、完了済みの作業内容を活用してデータを準備、公開することもできるという。
Tableau Serverと同様にTableau Onlineは、モバイル端末の利用にも最適化されているという。iPadやAndroidタブレットの種別を問わずにダッシュボードを利用できる。モバイル端末のタッチパネルにも自動的に最適化されており、新しくダウンロードする必要もないとメリットを説明している。
Tableau Onlineは、GoogleアナリティクスやAmazon Redshiftなどに接続しても利用できる。
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