日本テラデータは9月3日、複数のTeradataシステムを連携させ、利用を効率化するためのソフトウェア群の最新版「Teradata Unity 14.0」を発売し、同日に出荷を開始したと発表した。
Teradata Unity 14.0を構成するのは、複数のTeradataシステム全体にわたるクエリのルーティングとデータベース同期化の機能を提供する「Unity Director」、システム全体への大容量データの自動ロードを可能にする新機能「Unity Loader」、Teradataシステム間のデータコピーを実行、管理する「Unity Data Mover」、複数システムの各種コンポーネントやプロセス、データの鮮度、アプリケーションの状態を監視する統合監視ソフトウェア「Unity Ecosystem Manager」の4製品。各ソフトウェア専用のTeradataマネージドサーバと構築支援サービスを組み合わせて提供する。
Teradata Unityは、Teradataデータウェアハウスとそれを取り巻くTeradataの用途別分析基盤などが、相互に補完し合いながら分析環境の可用性を高めるためのソフトウェア群。複数のTeradataシステム間におけるデータの同期やクエリの分散を自動実行することで、システム全体のワークロードを最適化し、可用性を高め、システムリソースを最大限利用できるようにする。
各ソフトウェアとソフトウェアを搭載するTeradataマネージドサーバ(TMS)を含む最小構成価格は次の通り。Unity Directorが1987万円から、Unity Data Moverは636万円から、Unity Ecosystem Managerは481万円から、Unity Loaderは管理対象データ、テラバイト当たり94万円(TMSはUnity Directorと共用)。