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新着記事集:「負荷分散」

シトリックス、クラウド基盤ソフトウェア最新版とクラウド、ネットワーク事業の戦略を発表

山田竜司 (編集部)

2013-10-07 07:30

 シトリックス・システムズ・ジャパンは10月3日、同社のネットワークおよびクラウド事業戦略を発表した。新製品を投入し、国内パートナーとの連携の強化を図ることで、国内の通信事業者およびクラウドサービス事業者に向けて営業拡大を推進する。


クラウドネットワーキングソリューション事業部長 鈴木和典氏

 シトリックスのネットワークおよびクラウド事業は、クラウドネットワーキング事業とクラウドプラットフォーム事業で構成されている。クラウドネットワーキング事業の戦略は、販売チャネル強化、ハイタッチ戦略、プロダクト戦略という3本柱で構築されているという。「販売チャネル強化は販路拡大とエコパートナーとの関係強化、ハイタッチ戦略は大手企業への営業強化、他分野製品を含めた推進、プロダクト戦略はソフトウェア製品との連携を拡大しサービス事業者向け製品の強化だ」(クラウドネットワーキングソリューション事業部長 鈴木和典氏)

 パートナー戦略では、OEMを含めたパートナー制度を強化し、通信事業者やクラウドサービス事業者へ総合的にネットワークサービスを提案できる体制を構築する。具体的には、シスコシステムズを通じ、ロードバランサ(負荷分散装置)「Citrix NetScaler」製品群の販売、データセンター向けロードバランサ「Citrix NetScaler SDX」上でサードパーティ製仮想アプライアンスの展開、IaaS事業者との販売協業、企業向けモバイルデバイス管理ツール「Citrix XenMobile」など他のシトリックス製品と連携を強化する。

 

 同社は従来のアプリケーションデリバリーコントローラ (ADC) を進化させ、ADC単体では提供できなかったファイアウォール、認証機能を提供し、投資コスト削減や運用効率化に寄与するという。活動を通じて、通信事業者およびクラウドサービス事業者における導入を加速し、国内ADC市場におけるシェア拡大を図る。

クラウドプラットフォーム事業はシスコとの連携強化

 クラウドプラットフォーム事業では、エンタープライズ市場向けに機能強化した「Citrix CloudPlatform」および「Citrix CloudPortal Business Manager」最新版をリリースする。「これまではクラウド基盤としての採用が多かったが、今後は大手企業向けにクラウド総合サービスを展開する。XenApp、XenDesktop、NetScalerの顧客にまずは紹介する」(鈴木氏)

 富士通による販売開始およびシスコシステムズとの協業拡大し導入組織の拡大を図るという。活動を通じて、クラウドサービス事業者はもちろん、企業、大学、研究機関向けにクラウドプラットフォーム製品の採用促進を強化するとした。

 具体的には営業組織および販売チャネルを強化し、クラウドネットワーキングを担当す組織を拡大、クラウドネットワーキング専任のハイタッチセールスを強化するという。さらにシスコシステムズ、日本マイクロソフト、ネットアップなどパートナーとのアライアンスのための人員を拡充する。また、販売パートナーの開拓および育成にむけた教育プログラムと営業支援体制も強化するという。

 シトリックスは従来よりシスコシステムズとデスクトップ仮想化分野において協業しているが、クラウドネットワーキング分野においても協業を開始する。具体的には、Citrix NetScalerをCiscoブランドで展開する。

「Citrix CloudPlatform 4.2」とクラウドサービス管理ソフトウェア「Citrix CloudPortal Business Manager 2.1」を発表

 またさらにシトリックスシステムズジャパンは、クラウドの構築、管理向けオープンソースソフト(OSS)「Apache CloudStack」 をベースに開発されたクラウド基盤ソフト「Citrix CloudPlatform 4.2」と、クラウドサービス管理ソフトウェア「Citrix CloudPortal Business Manager 2.1」の提供開始を発表した。

 これらの最新版では、企業で利用されるワークロードと、クラウド向きのワークロードの両方を効率良く実行しながら、企業および組織が既存のITを「 IT-as-a-Service」(ITaaS=「サービスとしてのIT」)に進化させるための機能を提供するという。


IT-as-a-Service(ITaaS=「サービスとしてのIT」)

 シトリックスによると、現在企業はワークロードに際し、開発やテスト、ビッグデータ環境などのクラウド向きのワークロードの基盤だけでなく、ERPなど、企業で利用されるワークロードの基盤ををクラウドのアーキテクチャに組み込んで管理する必要があるという。一方、現在ユーザーが使うクラウドアーキテクチャのほとんどが「仮想化向き」「通常業務」ワークロードのいずれか一方にしか最適化されていないと同社は指摘した。

 Citrix CloudPlatformとCitrix CloudPortal Business Managerにより、多様なワークロードを実行する基盤と多様なクラウドサービスを提供できるため、既存のITを、容易にITaaSに進化させることが可能であるとした。

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