MetaFabricは、シンプル、スマート、オープンの3つの指針を基盤として、オンプレミスのデータセンター、マネージドサービスプロバイダー、ホステッドサービスプロバイダー、クラウドサービスプロバイダーの相互運用性を統合するプラットフォームというオープンなインタフェースで異なるベンダー間でも統合でき、単一のデータセンターとしてシンプルに管理、運用できるのでコスト削減にも有効となる。

MetaFabric

新製品や機能の特長
Brown氏は、MetaFabricを実現するためのものとして新製品を紹介した。今回発表されたのは、アクセススイッチ「QFX5100」ファミリー、独自のSDNとWAN機能を搭載したルータ「MXシリーズ」、データセンター最適化のための適応性に優れたSDNソリューション「Juniper Networks Contrail」になる。

QFX5100を発売 業界最速のToRスイッチをうたう
トップオブラックスイッチであるQFX5100は、10ギガビットイーサネット(GbE)と40GbEに対応する。あらゆるファブリック、アーキテクチャに対応し、単一スイッチでの自在な導入が可能。密度が2倍になり、パフォーマンスも2倍、ルートスケールは最大8倍となった。SDNプロトコルをサポートするほか、ネットワークアナリティクスを可能にしている。ルータのMXシリーズは、SDNルーティング・ゲートウェイ(USG)とイーサネットVPN(EVPN)に対応するルータ。孤立したSDNの接続を容易にするという。

データセンター向け「NETWORK DIRECTOR」
JuniperとVMwareの提携で ContrailはハイパーバイザのESXiをサポート予定であり、「Network Director」が物理と仮想を統合していく。MetaFabricへの取り組みとして、プロフェッショナルサービスの提供や検証済みアーキテクチャの提供も行っていく。