陸自、野外で通信網を構築できるシステムを導入--災害時に通信を確保

山田竜司 (編集部)

2013-11-21 14:04

 陸上自衛隊は災害時などを想定した野外通信システムの導入を開始した。製品を提供しているNECが11月20日に明らかにした。

 今回の野外通信システムは、陸上自衛隊が現在利用している数個の師団で利用している電子交換システムや師団通信システム、各種機能別無線機の後継として2013年度から装備されるという。師団などの指揮、統制、情報伝達のための通信を継続的に確保でき、災害にも対応できる。

 今回のシステムは、ソフトウェア無線技術を活用して、アプリケーションを無線機にインストールすることで、異種の無線機との相互通信できるという。海上自衛隊や航空自衛隊、防災無線をはじめとする関係省庁との通信を確保でき、陸上自衛隊での野外の通信基盤構築を図るとした。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]