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大元隆志のワークシフト論

アラフォー社員が考えるべき4つの働き方(後編)

大元隆志(ITビジネスアナリスト)

2013-12-09 07:30

アラフォー社員が考えるべき4つの働き方

 前編 ではアラフォー社員を取り巻く労働環境の変化について解説した。これらの状況を考え、アラフォー社員は目的と能力に応じて4つの働き方を意識する必要があると考えている(起業やフリーランスという選択肢もあるが、今回はサラリーマンとしての働き方にフォーカスしているため除外した)。


アラフォー社員が考えるべき4つの働き方

 1つ目はサラリーマンの王道ライン、マネージャーを進む出世街道だ。幸運にも40歳時点でラインマネージャーとなっている人には、この選択肢を進むことができる。

 2つ目の道は出世街道を目指さない道だ。ただ、前述した通り高度成長期と異なりここを選ぶ人は恐らくボリュームゾーンとなる可能性が高い。企業側も「出世コース」を外れた人と扱ってしまっては、モチベーションの低下を招き企業の生産性を低下させるリスクもある。

 筆者は、いかに出世以外の「働く意味」を、企業側も提示できるかを考えることが大切だと考える。

 それに、価値観が多様化する世の中で「出世」だけを考える社員が多数派であり続けるとも限らない。この層をいかに企業の活力として活用できるかが、これからの企業の人事制度で重要になる。前回のサイボウズはまさに先進的な企業で「出世」以外の価値観を社員全員で共有しようとしている。

 3つ目はIT系の企業でよく見られる「エキスパート」コースだ。データサイエンティストなどの高いスキルを持った人材をエキスパートとして優遇する。職人気質の人材を多く抱える企業は「エキスパート」の職位を与え、従業員のスキルを評価すればモチベーションを保つことができるだろう。

 4つ目は自分の専門的な技能を活用して、社外活動も並行する「パラレルキャリア」だ。本業の他に、社会活動の場を持ち、プライベートと会社の他に第3の社会との関わりを持つ考え方だ。ピーター・ドラッカーが著書『明日を支配するもの』の中で提唱した語である。

 社外活動というと「副業」と思われてしまうかもしれないが、これに対して筆者は独自の見解を持っている。私の考える副業とは、サラリーマンが休日に喫茶店でアルバイトをしてお金を稼ぐ、そんなイメージがある。本業とは全く関係のない肉体労働などをするイメージだ。

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