大塚商会とシスコシステムズは12月12日、中堅中小企業向けユニファイドコミュニケーション(UC)パッケージ「UCスタータープラン」の販売で協業すると発表した。税別価格は100ユーザーの場合で300万円から。販売目標は初年度受注額3億円としている。
UCスタータープランは、シスコのUC関連のハードウェアやソフトウェアに大塚商会のサポートサービス「たよれーる」を組み合わせて提供する。シスコのコミュニケーションサーバ「Cisco Unified Communications Manager Business Edition6000」上にウェブ電話帳「Phoneappli Collaboration Directory」やインスタントメッセージング「Jabber」、ウェブ会議サービス「WebEx」がセットになっており、相互に連携、統合した活用が可能という。
基本機能を連携させた環境を構築してあるため、導入の負担も軽減されるという。基本機能に加えてIP電話や本格的な映像会議を導入する際にもコミュニケーションサーバを核として各機能を相互に連携させることができ、総合的なUC環境を段階的に構築していくことも可能としている。
UCスタータープランのイメージ(シスコ提供)
UCスタータープランのネットワーク環境は、ファイアウォールや無線LAN、リモートアクセスといったネットワークインフラに加え、拠点間通信用の回線やモバイル回線と端末までユーザー企業の要望などにあわせて提供する。導入後のサポートも大塚商会が一括して対応する。
大塚商会ではUCを専門に扱う部署を7月に新設しており、今後1年間で選抜した営業にセールストレーニングを展開する。UC技術者を育成し、国内最大規模の販売体制、サポート体制も構築していくと説明している。