SuperSite for Windowsというブログサイトを運営しているPaul Thurrott氏が米国時間1月11日の記事で伝えたところによると、Microsoftの「Threshold」(次期「Windows」製品群の開発コード名)は2015年春のリリースを目指しているという。具体的に言うと、予定通りにことが進めばThresholdは2015年4月頃に登場するはずだと、Thurrott氏は独自の情報筋から聞いた話として伝えている。
Microsoftは2014年4月にサンフランシスコで開催される開発者向けカンファレンスBuild 2014で、Thresholdの計画を「ビジョン」レベルで明らかにする予定だとThurrott氏は述べた。MicrosoftのWindows部門はようやく、再び今後のWindowsの計画について少なくとも詳細の一部を公表していくことになる。
Thurrott氏によると、WindowsチームはThresholdの開発が2014年4月に始まること、および3つのマイルストーンが予定されていることを発表すると見られるという。つまり、製造工程向けリリース(RTM)と2015年4月の正式版リリースの前に、複数のテストビルドが提供されるということだ。
Thurrott氏は情報筋から聞いた話として、現時点でMicrosoftは「Windows 8」と距離を置いて差別化するため、Thresholdを「Windows 9」と命名する方向で検討中だと伝えている。
Thresholdでは、Windowsと「Windows Phone」の統合がさらに進むだけでなく、Microsoftのユーザーインターフェースおよびデザイン言語である「Metro」のバージョン2.0も実装されるとThurrott氏は述べている。
筆者がこれまでに報じたように、「Threshold」は複数の製品リリースを含む開発コード名であり、これは「Blue」が最新の「Windows 8.1」と「Windows Server 2012 R2」、および近くリリースを予定している「Windows Phone 8.1」を示す開発コード名だったのと同様だ。
筆者の情報筋によると、Thresholdには3つのWindows OSプラットフォーム(「Xbox One」「Windows」「Windows Phone」)すべてへのアップデートが含まれる予定で、共通要素を増やす方向に進んでいくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。