米IBMは米国時間2月11日、アプリケーション開発者向けPaaS「IBM Power Development Platform」を発表した。UNIXサーバ「IBM Power Systems」を無償で利用できる。
Power Development PlatformはLinux開発者が中心の対象としている。RISCプロセッサの「POWER7」や「POWER7+」を搭載するPower Systemsのリソースを活用できる。LinuxのほかにUNIX OS「IBM AIX」やオフコンOS「IBM i」(旧AS/400)も利用で きる。開発者はパートナー向けの「PartnerWorld」プログラム経由でアクセスできる。
Power Development Platformは、「Power Systems Linuxセンター」の役目を補完 する位置付けという。Power Systems Linuxセンターは、北京やニューヨーク、オースティン、モンテペリエ、日本を皮切りに2013年に世界各地で開設された。
Power Systems Linuxセンターを通じて、パートナー企業や独立ソフトウェア企業(ISV)など向けのPower基盤でアプリケーションの移植やテスト、認定などを支援してきたという。2013年には、北京のセンターだけで300以上の案件を支援し、計562のアプリケーションがPower基盤に移植されたとしている。