IBM、南ア共和国とケニアでメインフレームイノベーションセンターを新たに開設

Adam Oxford (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-05-19 12:28

 IBMは4月のメインフレーム誕生50周年に引き続き、南アフリカ共和国とケニアの2カ所に建設した新たなクライアント向けセンターを披露した。これらのセンターは、メインフレーム技術を念頭に置いたアプリケーションやシステムの開発を目的としている。ヨハネスブルグとナイロビに位置するこれらのMainframe Linux & Cloud Innovation Centreはデモ用施設とサポートセンターという目的を兼ね備えている。

 これら2つのセンターは、世界各地の40カ所にある同様のセンターとともにネットワークを構成することになる。

写真で見るIBMメインフレームの黎明--「System/360」発表50周年

 IBM South AfricaのゼネラルマネージャーであるAbraham Thomas氏によると、IBMは全般的にアフリカにおける拡張を最優先事項と見なしており、ナイジェリアとモロッコにおける小規模な研究センターにも投資しているという。

 Thomas氏は「アフリカはIBMにとって重要な市場だ」と述べたうえで、「われわれはこの市場に多大な投資をしている。ここ2年の間に、すべての上級幹部がこの大陸を訪問している」と語っている。

 「(これらのセンターは)新たなアプリケーションを開発したり、新たなパートナーにアプローチすることを目的として、クライアントやパートナーが来訪し、Linuxや『System z』を試せるようにするためのものだ」(Thomas氏)

 IBMは、アフリカ全土に対して10年間で1億ドルを投資する、社内では「Project Lucy」という名称で呼ばれている計画を持っている。Thomas氏によると、クラウドサービスやモバイル分野をサポートできるインフラに対する需要は極めて高く、同地域の主要なIBM顧客にはFirst National Bank(FNB)が含まれているという。

 FNBは、メインフレームベースのデータセンターを利用して現在毎月10億件を超えるトランザクションを処理しており、そのおよそ15%は携帯電話からのものだと述べている。

 銀行をはじめとした、オンライン上でいつでも利用できるサービスへの需要は、同大陸全土でスマートフォンの普及が進むにつれて、爆発的に高くなると考えられている。南アフリカ共和国における携帯通信事業者最大手であるVodacomとMTNはともに、直近の決算でデータ通信関連の収入が前年同期比で40%以上増加したことを明らかにしている。

 IDCの発表したデータによると、同地域のサーバ売上高は、南アフリカ共和国における販売が2013年に入ってから同国の通貨であるランドが20%下落したことで大きく落ち込んだにもかかわらず、前年比5.1%増となったという。世界的に見ると、同期間のサーバ売上高は4.4%低下している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. セキュリティ

    企業のDX推進を支えるセキュリティ・ゼロトラスト移行への現実解「ゼロトラスト・エッジ」戦略とは

  3. 経営

    2023年データとテクノロジーはどう変わるか 分析プラットフォームベンダーが明かす予測と企業戦略

  4. セキュリティ

    リモートワークで浮き彫りとなった「従来型VPN」、課題解決とゼロトラスト移行を実現する最適解

  5. セキュリティ

    第2世代EDRはココが違う 「自動化」でエンドポイントセキュリティの運用負荷・コストを削減

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]