SanDiskは、同業のフラッシュメモリメーカーFusion-ioを買収する。両社が米国時間6月16日に発表した。
全額現金によるこの買収において、SanDiskはFusion-ioに1株当たり11.25ドル、総額11億ドルを支払う。この金額はFusion-io株の13日終値に21%のプレミアムを上乗せしたものだ。
ソルトレイクシティに本拠を置くFusion-ioは、フラッシュメモリ製品およびデータセンター向けソフトウェアを手がける。一方、カリフォルニア州ミルピタスに拠点を置くSanDiskは、スマートフォンやタブレット端末でファイルを保存するmicroSDカードなどのフラッシュメモリカードを手がけている。この買収はSanDiskにとって、企業顧客への注力を増す機会となる。
「Fusion-ioは、フラッシュ技術によるデータセンターの実現を目指す当社の努力を加速する。このことは企業が総所有コスト(TCO)を抑えつつ、増加するデータセンターのワークロードの管理を向上させる手助けとなるだろう」と、SanDiskの最高経営責任者(CEO)Sanjay Mehrotra氏は声明の中で述べている。
買収手続きは第3四半期に完了予定で、買収がSanDiskの利益に貢献するのは2015年下半期以降となる見込みだ。
スマートフォンに取り付けられたSanDisk製フラッシュメモリカード
提供:Sarah Tew/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。