ホワイトハウスは米国時間9月4日、Google幹部のMegan Smith氏が米国の最高技術責任者(CTO)に就任することを発表した。さらに、Obama大統領は、Twitterの元ゼネラルカウンセルであるAlexander Macgillivray氏をSmith氏の代理に任命した。
Smith氏とMacgillivray氏はいずれもシリコンバレーで尊敬される人物だ。最近では、Smith氏はGoogle Xのバイスプレジデントを務めてきた(Google XはGoogleの一部門で、自動走行車やWi-Fi電波を発信する気球など、同社で最も野心的なプロジェクトを開発している)。Macgillivray氏はTwitterにおいて、同ソーシャルネットワークにおけるユーザーの言論の自由の擁護者として知られていた。
Obama大統領は声明の中で、「Megan氏は優秀なチームを率いて、最先端のテクノロジと技術革新に関する取り組みをコンセプトから設計、展開へと導いてきた実績がある」と述べた。
Google共同創設者のSergey Brin氏もSmith氏の任命についてコメントしており、「Megan氏は包摂と技術革新への献身的な取り組みを通して、多くの人にインスピレーションを与えてきた」と米CNETへの声明で述べた。
Smith氏(米マサチューセッツ工科大学機械工学科卒)は、Google Xでバイスプレジデントに就任する前は事業開発担当バイスプレジデントを務めたほか、Googleのフィランソロピー部門であるGoogle.orgも統括した。さらに、「Maps」や「Earth」など、Googleに大きな影響を及ぼした企業買収の調整にも尽力した。Googleに入社する前は、同性愛者のインターネットユーザー向けウェブサイト「PlanetOut」で最高経営責任者(CEO)を務めた。
Google共同創設者Sergey Brin氏はMegan Smith氏について「どのような将来がワシントンで彼女を待っているか見るのが楽しみだ」と述べた。
提供:Seth Rosenblatt/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。