Adobe Systemsは、「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」のパッチを米国時間9月9日(火)にリリースする予定だったが、9月15日の週にずれこむことになると発表した。
このアップデートには、「Windows」版および「OS X」版のAdobe ReaderとAdobe Acrobatの新バージョンに対するものも含まれている。これらの新バージョンは同ソフトウェアに含まれている複数の深刻な脆弱性に対処するものであり、現在のところその詳細は明らかにされていない。
影響を受けるバージョンは「Adobe Reader X(10.1.11)」と「Adobe Acrobat X(10.1.11)」およびそれ以前の10.xバージョン、そして「Adobe Reader XI(11.0.08)」と「Adobe Acrobat XI(11.0.08)」およびそれ以前の11.xバージョンとなっている。
同社はAdobe Product Security Incident Response Team(PSIRT)ブログにおいて、「定例の回帰テストにおいて発見された問題に対処するために必要な遅延」であると述べている。
Adobeが9月4日にアップデートの事前通知を行っていたこと自体、あまり例を見ない話である。Adobeはたいていの場合、セキュリティアップデートに関する情報を事前に提供することはない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。