「Red Hat Satellite 6」、サーバやクラウドの管理機能が向上

翻訳校正: Steven J. Vaughan-Nichols (ZDNET.com) 編集部

2014-09-11 11:11

 Linux Systemを管理する方法はさまざまで、シェルスクリプトで細部まで制御することにこだわる人もいれば、cPanelのようなハイレベルなツールを好む人もいる。しかし、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)ユーザーにとっては、「Red Hat Satellite」(RHS)を超えるものはないだろう。


米国時間9月10日に一般にリリースされたRed Hat Satellite 6では、サーバやクラウドの管理機能がさまざまな形で向上している。

 Red Hat Satellite 6には、データセンターのサーバとクラウドの両方を管理するツール「Puppet」が統合されている。機能としては、これまでと同様に、Red Hatシステムの完全なライフサイクル管理機能を持つほか、以下のような新機能や改善された機能を備えている。

  • ベアメタルシステム、プライベートクラウド、パブリッククラウドのプロビジョニング。これには、「Red Hat Enterprise Virtualization」「OpenStack」「VMWare」「Amazon EC2」が含まれる。
  • 「Puppet Forge」および「Git」の統合。リポジトリのPuppetモジュールを同期する機能によって、複数環境の設定を簡単に管理、配布することができる。
  • フェデレーションサイクル管理。RHS 6では、「Red Hat Satellite Capsule Server」を通じたプロビジョニング、設定、コンテンツ配送のディストリビューションおよびフェデレーションが可能になった。
  • ドリフト修正。RHSではシステムの状態を定義し、自動的にシステムドリフトを修正して、履歴記録、レポート、変更の監査を行うことができる。
  • システム発見。プロビジョニングされていないホストを素早く発見することができる。

 Red Hatによれば、RHS 6では管理がより単純化されているほか、RHEL以外にも、OpenStackプラットフォーム、Red Hat Enterprise Virtualization、「Red Hat Storage」「Red Hat Directory Server」「Red Hat Certificate System」「OpenShift Enterprise」およびRed HatのPaaSクラウドを扱えるという。さらに、新しいRed Hat Satellite Capsuleサーバによって、スケーラビリティも向上している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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