EMCは新たな最高財務責任者(CFO)を決定した。
EMCは米国時間10月1日、EMCに長く勤めてきたDavid Goulden氏の後任としてZane Rowe氏を採用したと発表した。
Goulden氏は遠くへ行くわけではなく、引き続きEMC Information Infrastructureの最高経営責任者(CEO)を務める。
Rowe氏はエグゼクティブバイスプレジデントにも就任し、EMCのCEOであるJoe Tucci氏の直属となる。Rowe氏はIT分野と財務分野で長い経歴がある。
Rowe氏は以前、Continental Airlines(後のUnited Continental Holdings)でエグゼクティブバイスプレジデントとCFOを務めた。
さらにITに足を踏み入れてRowe氏はAppleに加わり、CEOのTim Cook氏の直属として北米での販売を統括した。
Goulden氏が1日の発表で述べたように、前任と現行のCFOは移行期間中、共に業務を進める。
Rowe氏には既にいくつかの課題が待ち構えている。特に重要なのは、EMC傘下で仮想化を手がけるVMwareの分離に関する、投資家からの度重なるレポートや要望だ。
7月にはヘッジファンドのElliott Managementが、EMCのポートフォリオからVMwareを分離させようと取り組む中で、EMCに10億ドルを投資したと報じられた。
EMCもVMwareも、この件について公のコメントは出していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。