セキュリティソフトウェアを提供するSymantecは米国時間10月7日、企業向けのモバイル機器管理(EMM)スイート「Symantec Mobility: Suite」の新バージョン(v.5.0)をリリースした。これによりユーザーはセキュリティ標準をより優れたかたちで展開できるようになるという。
Symantecはここ数年、モバイル機器管理ツールを手がける企業を複数買収してきており、同社によると今回の最新バージョンではそれら製品の機能が統合されているという。
同社のモバイル管理製品のリリースとしてこれまでで最も重要だとSymantecが主張するこのEMMスイートは、モバイル機器の管理と、モバイルアプリの開発、モバイル機器に対する脅威からの保護を1つのコンソールに統合したものとなっている。
また、その他の特筆すべき機能として、「Android」や「iOS」「Windows」などの複数プラットフォームのサポートや、企業データと個人データを分離するアプリのラッピング技術、内製したアプリやサードパーティー製のアプリを従業員や、承認された委託先に配布するツールといったものが含まれている。
Symantecは、より新しいルック&フィールを実現するだけでなく、レスポンスタイムを短縮することで、同スイートのユーザーエクスペリエンスを向上させてもいる。今後のリリースでは、ユーザーエクスペリエンスのさらなる向上を計画しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。