Linux Foundationは、ドイツで開催中のLinuxCon Europeで現地時間10月13日、「Dronecode Project」の設立を発表した。このプロジェクトの目的は、オープンソースによる既存のドローンプロジェクトや資産を、非営利組織の下で統合することだ。最終的には、無人航空機(UAV)向けのLinuxベースのプラットフォームが登場することになる。関係者はこれを「DroneX」と呼ぶかもしれない。
プロジェクトの設立メンバーには、3D Robotics、Baidu、Box、DroneDeploy、jDrones、Laser Navigation、SkyWard、Squadrone System、Walkera、Yuneecが含まれる。Dronecodeプログラムには、Wiredの元編集長であるChris Anderson氏が設立した3D RoboticsによるUAV向けオートパイロット「APM」も加わる。さらに、オープンソースのオートパイロットプロジェクト「PX4」も統合される予定だ。
AeroVironmentの「Puma」は初の合法的な商用ドローンだが、これから多くのLinuxベースのUAVが後に続くことになるかもしれない。
既に1200名以上の開発者がDronecodeのプロジェクトに取り組んでいる。このプラットフォームはまた、ドローンを手がける多数の企業に採用されており、Skycatch、DroneDeploy、HobbyKing、Horizon Ag、PrecisionHawk、Agribotics、Walkeraなどがその例だ。
プロジェクトの技術面はAndrew “Tridge" Tridgell氏が率いている。同氏はArduPilot Megaのリードメンテナーであり、ファイルサーバやプリントサーバの機能を提供するSambaの作者として知られる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。