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CA World'14

ソフトがビジネスをドライブする--CAが力説する“アプリケーション経済”の重要性

鈴木恭子

2014-11-17 18:44

 米CA Technologiesは11月9~12日の4日間、ネバダ州ラスベガスで同社の年次コンファレンス「CA World'14」を開催した。「Transform your business with software.(ソフトウェアでビジネスを改革する)」をテーマに掲げた今回は、世界54カ国から約4500人を超えるパートナー企業やユーザー企業が参加。日本からも約20人が参加したという。

 今回のコンファレンスでCAが強調したのは、アプリケーションを通じて新たなビジネス領域を拡大する「アプリケーションエコノミー」の重要性だ。

 初日の基調講演に登壇した同社最高経営責任者(CEO)のMichael Gregoire氏は「アプリケーションエコノミーは、既存のビジネスや社会、企業と顧客の関係性を根本から変革するものだ」と訴求。業種業界を問わず、すべての企業が「アプリケーションエコノミー」に対応するビジネスモデルにシフトしなければ、生き残れないと語りかけた。

Michael Gregoire氏
CA TechnologiesでCEOを務めるMichael Gregoire(マイケル・グレゴア)氏

NIKEはソフトウェア企業

 「今後10年間で、ネットに接続するデバイスの80%がモバイルになると予測されている。そのような状況では、(モバイル環境で利用する)アプリケーションがビジネスルールを再構築する。今や顧客のロイヤリティは、ブランド名や製品、サービスによって得られるものではない。顧客が望んでいるのは、アプリケーション(ソフトウェア)を通じて提供される一貫したユーザー体験だ。あらゆる業種の企業でも、その商品やサービスはソフトウェアを基盤に提供される。もはや、すべての企業はソフトウェア企業だ」(Gregoire氏)

 7月からCAは「Business, rewritten by software(ビジネスはソフトウェアで書き換えられる)」をスローガンに掲げている。ビジネスをサポートする役割を担っていたソフトウェア(アプリケーション)は今後、エンドユーザーに直接アプローチする存在となり、ソフトウェアがビジネスのイニシアチブを握るというのが、CAの描く将来像だ。

 「例えば、スポーツメーカーのNIKEを考えてほしい。ウェアラブルデバイスからデータを収集し、アプリケーションと連携させて運動量や体調を可視化するサービスを提供している。ソフトウェアによりNIKEは、データ活用型スポーツブランドに進化した。こうしたビジネスモデルのシフトは今後、あらゆる分野で加速していく」(Gregoire氏)

 実際、アプリケーションエコノミーは急速に拡大している。ある調査によると、今後2年間で現在の3~4倍にあたる800億ドル以上の市場規模に達すると予測されている。その際にカギとなるのが、アプリケーションを通じて収集されるデータと企業の基幹システムに格納されているデータをシームレスかつ安全に連携させるソリューションであり、アプリケーションを短期間で開発、展開できる環境だ。

 近年、CAは自社製品のポートフォリオを再構成している。長年、メインフレーム運用管理系ソフトウェアを中心事業とし、買収によってポートフォリオを拡充してきたが、「DevOps」「セキュリティ」「マネジメントクラウド」の3分野に製品を集約した。現在、CAは1000人超のエンジニアを擁し、スピードを最優先にソフトウェア開発に取り組んでいるという。

 今回の基調講演でGregoire氏は“New CA”という単語を繰り返した。それは今後、同社が「DevOps」「セキュリティ」「マネジメントクラウド」を柱に、顧客のアプリケーションエコノミーを支援していく方針を明確に打ち出した証とも言える。

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