MS、クロスプラットフォームのモバイル開発サービスを提供するHockeyAppを買収

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-12-12 08:38

 Microsoftが、ドイツのシュトゥットガルトを拠点にモバイル開発サービスを提供するHockeyAppを買収した。買収金額は非公表。

 Microsoft関係者らが米国時間12月11日に発表した。同社による米国外企業の買収は、2014年に入って5社目である。

 HockeyAppは、「iOS」「Android」「Windows Phone」のアプリを構築する開発者向けに、モバイルクラッシュ分析およびアプリ配信サービスを提供している。

 Developer Divisionを統括するSoma Somasegar氏のブログ投稿によると、MicrosoftはHockeyAppを「Visual Studio Online」の「Application Insights」サービスに統合し、iOSとAndroid向けのApplication Insightsサポートを拡張する計画だという。

 Somasegar氏の投稿には次のように記されている。

 「今後数カ月のうちに、HockeyAppの機能をベースに、Application InsightsのiOSおよびAndroid用SDK(ソフトウェア開発キット)を提供する予定である。Application Insightsは、クライアントとサーバ/クラウドのアプリケーションコンポーネントにわたる、アプリケーションの使用状況、可用性、パフォーマンスに関する360度のビューを提供する。HockeyAppのクラッシュレポートをApplication Insightsの使用状況分析に統合すれば、Application Insightsのデバイスサポートが、すべての主要なモバイルプラットフォームに拡大される。また、『モバイルファースト、クラウドファースト』の新しいソリューションにおけるすべての階層がサポートされ、アプリケーション開発サイクル全体を網羅するアプリケーション分析を実現することができる」

 MicrosoftはHockeyAppの技術を自社製品に統合するが、同サービスは引き続き、新規および既存顧客向けに提供される予定だと、同社関係者らは述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]