Microsoftが、ドイツのシュトゥットガルトを拠点にモバイル開発サービスを提供するHockeyAppを買収した。買収金額は非公表。
Microsoft関係者らが米国時間12月11日に発表した。同社による米国外企業の買収は、2014年に入って5社目である。
HockeyAppは、「iOS」「Android」「Windows Phone」のアプリを構築する開発者向けに、モバイルクラッシュ分析およびアプリ配信サービスを提供している。
Developer Divisionを統括するSoma Somasegar氏のブログ投稿によると、MicrosoftはHockeyAppを「Visual Studio Online」の「Application Insights」サービスに統合し、iOSとAndroid向けのApplication Insightsサポートを拡張する計画だという。
Somasegar氏の投稿には次のように記されている。
「今後数カ月のうちに、HockeyAppの機能をベースに、Application InsightsのiOSおよびAndroid用SDK(ソフトウェア開発キット)を提供する予定である。Application Insightsは、クライアントとサーバ/クラウドのアプリケーションコンポーネントにわたる、アプリケーションの使用状況、可用性、パフォーマンスに関する360度のビューを提供する。HockeyAppのクラッシュレポートをApplication Insightsの使用状況分析に統合すれば、Application Insightsのデバイスサポートが、すべての主要なモバイルプラットフォームに拡大される。また、『モバイルファースト、クラウドファースト』の新しいソリューションにおけるすべての階層がサポートされ、アプリケーション開発サイクル全体を網羅するアプリケーション分析を実現することができる」
MicrosoftはHockeyAppの技術を自社製品に統合するが、同サービスは引き続き、新規および既存顧客向けに提供される予定だと、同社関係者らは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。