「Windows 10」のテストに参加するためのプログラム「Windows 10 Insider Program」の登録者数が、米国時間12月17日時点で150万人を突破したという。Microsoftが公式ブログ「Blogging Windows」で発表した。
この担当者は、登録者150万人の約30%にあたる45万人が「非常に活発な」テスターとして活動し、Windows 10プレビュービルドの機能を日々テストしていると述べている。また、過去のWindows(7、8、8.1)のプレビュープログラムやベータプログラムのときと比べ、Windows 10のテスター達はより積極的に各種機能をテストしており、Microsoftはこれまでにテスター達から報告または改善要望を受けたバグを1300件近く修正したという。
最初のWindows 10テクニカルプレビューがリリースされて間もない10月中旬、MicrosoftはInsider Programの登録者数が100万人に達したと発表していた。
Microsoftは11月にWindows 10テクニカルプレビューのアップデートをリリースした際、次回の公式なアップデートは2015年始めになると述べていた。しかしその後、非公式なビルドが幾つかリークされ、最新版のビルド9901には、次回の公式アップデートで搭載される予定の、一般消費者にフォーカスした新しいUIが実装されていた。この一般消費者向けの各種機能を搭載した公式アップデートは、Microsoftが2015年1月21日の開催を告知している「Windows 10の次章について語り合うイベント」に合わせてリリースされるものと思われる。
前回の公式アップデートから次回の公式アップデートまで1カ月以上の間隔が空くことになるが、Microsoft のOperating Systems Group(OSG)でData & Fundamentals Teamを率いているGabe Aul氏は、「数々の新機能と機能改善を実装しつつ、コードを安定させてユーザー体験を洗練させ、皆に素晴らしいと感じてもらえるようなビルドを提供すべく全力を尽くしている」と述べている。
なお、情報筋によると、前述のイベントではモバイル版Windows 10のプレビューも披露される可能性があるという。現在、MicrosoftのOSGはモバイル版Windows 10のプレビューをイベントに合わせてテスター向けにリリースするため、全力で開発に取り組んでいるとのことだ。モバイル版Windows 10では、Windows Phoneに加え、IntelとARMベースのタブレットもサポートされるとみられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。