6.DataRPM
DataRPMには、スマートマシンによるビッグデータ分析だという説明がついている。同社が提供する製品の特徴は、自然言語によるビッグデータ分析だ。ユーザは自然言語を使ってデータセットを指定し、質問し、視覚化された答えを得ることができる。同社はデータから得られた洞察や予想だけでなく、ほかにもいくつかのビッグデータ関連ツールを提供している。DataRPMが設立されたのは2年前だが、シリーズAラウンドを調達したのは2014年になってからだ。
7.Crypho
Cryphoは機密性を売りとする。特に、ファイル転送や秘密を要するチャットセッションを守るための製品を世に出している。このノルウェイの新興企業は2012年に設立され、企業の通信のエンドツーエンドセキュリティを提供している。Cryphoはどんなネットワークでも利用でき、組織間通信も扱える。
8.Bowery
開発環境を30秒で構築するという離れ業を実現する新興企業がBoweryだ。同社は開発環境の設定プロセスを自動化するためにクラウドを利用する。ユーザーはこの環境を使用して、アプリケーションの追加、ソフトウェアとツールの選択、共有、共同作業を行うことができる。同社は2014年にこのアプリのデスクトップ版をリリースし、シードラウンドで150万ドル調達した。
9.ElasticBox
ElasticBoxはDockerと似たコンセプトで、ユーザーはアプリケーションのコンポーネントを組み合わせて、「ボックス」と呼ばれるものを作ることができる。同社はコンポーネントを再利用可能にすることで、アプリケーションの提供するまでの時間を短縮することを狙っている。ボックスは、設定の管理や統合をはじめとして、さまざまな場面で利用できる。ElasticBoxの目標は、開発者や運用者が協力しながら簡単にアプリケーションを導入できるようにすることだ。同社は2014年中に900万ドルを調達した。
10.Tamr
ビッグデータは企業にとって大きな課題だ。ケンブリッジに本拠を置くTamrは、2014年前半に沈黙を破り、企業のデータソースすべてを1つにまとめる製品の提供を始めた。Tamrはユーザーに対し、データがどのように変化し、あるデータが別のデータとどのように結びついている可能性があるかを示してくれる。同社は、2014年のGoogle VenturesとNew Enteprise Associatesが主導した1回の資金調達ラウンドで、1600万ドルを調達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。