
Apple Watchは独立して使うデバイスではない。この便利さを享受するには「iPhone」が必要になる。バッテリをもたせるために負荷の高いワークロードはiPhoneが処理する。
この点について、米ZDNet.comのLarry Dignan氏は同ウォッチがビジネスのツールになり得るかを論じた記事の中で、OppenheimerのアナリストAndrew Uerkwitz氏が書いたリサーチノートを紹介している(なお、この記事はAppleの発表イベントの前日に公開されていることに注意されたい)。
以下はUerkwitz氏のリサーチノートからの抜粋だ。
今のWatchは、単体ではパワーツールにならない。たとえば、iOS 8の「Handoff」機能も、Watchでしか起動できない。他のデバイスで始めた作業をWatchに引き継がせることはできず、iPhoneで作り始めたボイスメモの続きをWatchで作業することはできない。現時点ではiOSエコシステムへの「ゲートウェイ」と位置づけるのが妥当だろう。しかし、長期的には、ディスプレイや入力上の課題が改善されれば、Watchがスマートフォンに代わる第1のモバイルコンピューティングデバイスになる日がくると考えている。
提供:Apple