Intelは、サンフランシスコで米国時間4月20日から開催されている年次カンファレンス「RSA Conference USA 2015」において数多くのセキュリティソフトウェアとデータ管理機能のアップグレードを発表した。
Intel Securityはモバイル分野において、通信事業者が企業向けに配備している既存の製品群と組み合わせて提供できるようなマネージドセキュリティソリューションを生み出すためにEricssonと協力していく。
また、エンタープライズ向けITというさらに大きな観点において、Intelはソフトウェア定義ネットワーク環境上でのセキュリティの自動化に取り組むためにVMwareと新たに提携した。
両社の顧客は、VMwareのネットワーク仮想化プラットフォーム「VMware NSX」と、Intelの子会社であるMcAfeeのネットワークセキュリティプラットフォームによってもたらされる、配備やスケーリングを司るセキュリティレイヤを組み合わせた分散サービスにアクセスできるようになる。
McAfeeのポートフォリオ自体にも、電子メール管理から先進的な脅威検知、さらにはより優れたユーザーIDセキュリティのための次世代のファイアウォールに至るまでのさまざまな領域において、無数のチューニングが施されている。
しかし、このカンファレンスにおけるMcAfeeの本当の目玉は「Public Cloud Server Security Suite」の発表だ。これは特定ネットワーク上のゲストOSとそのワークロードの保護に注力するというものだ。
Public Cloud Server Security Suiteは、自動化と、統合化された通信とともに、到来してくる攻撃に対する迅速な反応を目的とした、あらゆるエンドポイントにおける脅威検知情報の共有を柱としている。
McAfeeのPublic Cloud Server Security Suiteは既に、「Amazon Web Services」(AWS)経由で有償で利用可能となっており、「Amazon Marketplace」から直接入手できる。なお、サブスクリプション制で、一連のサービスを実際に利用した際にのみ課金されるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。