アセンテックとTCSIは5月12日、仮想デスクトップ領域で業務提携したと発表した。マイナンバー時代を見据えた情報漏えい対策に向け、顧客ニーズに応じて両社とパートナー各社の仮想デスクトップ関連製品を提供するほか、共同での販促活動、上流コンサルティング、技術共有などを展開する。
アセンテックが提供する「Resalio Lynx Smart」は、既存PCにUSBを差すだけでセキュアに仮想環境へ接続できる。特殊なUSBデバイスを使用することによる高いセキュリティが特徴という。
TCSIの仮想USBデバイス統合管理ソフト「VUMS」は、高いセキュリティ環境を保ちつつ、さまざまなUSB周辺機器を許可されたユーザーやユーザーグループのみが利用可能で、未登録デバイスや不正なデバイス接続も検知できる。
TCSIのWindows Embeddedによるシンクライアント化は、最新のデバイスを利用できる上、Windowsの持つ利便性や柔軟性とセキュアな環境を両立できると説明。Windows 8.1の環境を利用しつつ、Windows Embeddedの書込保護やロックダウン機能といったセキュリティでモバイルワークスタイルの変革を実現できるとしている。