ファミリーマートは、2次元カラーコードを利用したスマートフォンアプリ「Famima ColorBarcode」を東京都内10店舗で検証する。検証期間は7月1~31日。日本ユニシスが6月30日に発表した。
Famima ColorBarcodeでは、2次元カラーコード「カメレオンコード」を活用する。カメレオンコードは高速かつ高精度に複数を同時認識でき、QRコードのように接写する必要がなく、離れた場所からスマートフォンなどの端末をかざすだけで情報を読み取れるという。デザイン性にも優れ、POPなどの小さなスペースにも埋め込みができ、印刷コストが安価なため、費用が抑えられるとしている。
Famima ColorBarcode(ユニシス提供)
Famima ColorBarcodeには、顧客が楽しみながら買い物できるという複数の機能を搭載している。「来店スタンプ」機能は、店舗のカメレオンコードを読み取ることでスタンプをため、5つ集めると「Famiポート」端末から商品引き換えクーポン券を入手できるというもので、再来店頻度を向上できるという。
商品POP上のカメレオンコードを読み取ると商品紹介やレシピ紹介といった情報を見られ、レシピ紹介では併売による客単価向上の効果を、商品紹介では日英中韓の多言語に対応しており、訪日外国人に向けたサービスをそれぞれ検証することになっている。
検証内容(ユニシス提供)
検証で日本ユニシスは、来店スタンプやレシピなどの読み取り日時、どの商品のコードが読み込まれたか、どの言語で見られているのかなどのデータを分析する。この分析データをもとに、ファミリーマートの利用者が楽しく便利に買い物ができるようなサービス創出を支援するとしている。