ブイキューブとパイオニアVCは7月7日、PCやモバイル端末から遠隔地にいる専門の知識を持ったプロをワンタッチで呼び出して簡単にサポートを受けられるサービス「V-CUBE アシスト」を発表した。8月から提供する。
営業の商談や保守メンテナンス現場での作業では、事前に準備をしていない質問や課題が発生し、さらなる商品情報や技術情報が必要になる場面も少なくない。しかし複雑な商品やサービスが増えていく中で、有識者からの口頭によるサポートでは必要な情報が伝わりきらず、現場での課題が解消されないケースがも発生する。コールセンターでも電話だけでは十分に顧客に情報が伝わらず、長時間のサポートになるなど顧客に負担が掛かっていた。

(ブイキューブ提供)
V-CUBE アシストは、このような状況で客先など社外や窓口にいるメンバーが、社内や外部の専門スキルをもったプロを呼び出し、オンラインで遠隔から支援を受けられるサービス。モバイル端末のカメラで写した現場の映像、プロフェッショナル側の必要資料を現場のPCやモバイル端末に表示する。
ペン書き込みによる補足説明などが可能で、口頭での説明が難しい商材や不具合事象もリアルタイムに共有できるという。パイオニアVCの音声技術を利用した高品質な音声で、一緒にいるような臨場感でサポートできるとしている。
これにより、商談中の営業メンバーは社内にいる商品企画メンバーによるサポート、現場の作業メンバーは技術メンバーによるサポートなど、これまで現場に同行しなければならなかったプロを指定した遠隔サポートが可能になり、業務を効率的にできるとしている。主な利用シーンは以下の通り。
- 遠隔同行
商談での商品内容や技術の説明などをサポート
保守メンテナンス現場での遠隔からの状況確認と作業支援 - コールセンター
販売店窓口、店舗内からオペレーターを呼び出し、商品を説明
自社商品を購入した顧客からの問い合わせに対する商品を説明