ミランティス、OpenStack対応のアプライアンス「Unlocked Appliances」を発表

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-07-09 10:39

 OpenStackクラウドの設定は簡単ではない。ゼロから設定した経験のある人であれば、誰でもそう言うだろう。このため、OpenStackに特化したMirantisは「Mirantis Unlocked Appliances」を提供し、そうした設定作業をずっと容易にしようとしている。

 OpenStackは、ハイエンドのx86サーバであればどのような機器上でも稼働する。市場に最初に投入されるUnlocked Appliancesは、DellとJuniper Networksのハードウェアをベースにしている。そのアーキテクチャは、6つのコンピュートノードと12テラバイトの利用可能なストレージを搭載したコンフィギュレーションから、24のコンピュートノードと24テラバイトの利用可能なストレージを搭載したフルラックのコンフィギュレーションまで対応し、柔軟性とスケーラビリティの双方を追求している。

 最大構成は2台のラックからなり、1500以上の仮想マシンと48テラバイトのストレージを収容できる。コンピュートノードとファウンデーションノードはDellの「PowerEdge R630」サーバをベースにしている。また、ストレージノードはDellの「PowerEdge R730xd」サーバに、IntelのSSDベースのキャッシュを搭載してストレージの高パフォーマンス化を図っている。

 クラウドソフトウェアに関しては、「Mirantis OpenStack 6.1」が搭載されている。このディストリビューションは、「OpenStack 2014.2」(開発コード名:「Juno」)のアップデート版である「OpenStack 2014.2.2」をベースにしている。

 Unlocked Appliancesの構築や認証、配備は、Mirantisの認証ラックパートナーによって実施される。同製品を配備するこうしたパートナーの1番手は、クラウドに注力したシステムインテグレーターであるRedaptだ。Redaptは同アプライアンスの構築や認証に加えて、Mirantisと協力して参照アーキテクチャの事前検証も実施している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]