一部の「Windows 10」ユーザーが1日以上にわたって、「Windows 10 Store」や多数のStoreアプリ(Microsoftの新しい「Mail」クライアントなど)にアクセスできない問題が発生している。
筆者が米国時間8月8日に数人の読者から聞いた話によると、Storeにアクセスできず、新しいStoreアプリと既にインストール済みのStoreアプリにもアクセスできないが、「Win32」アプリは正常に動作しているという。
筆者は8日午前、問題なくStoreにアクセスし、アプリをダウンロードすることができた。しかし、8日午後から、Storeと自分のStoreアプリの一部が正常に機能しなくなった。
9日現在、筆者のPCのWindows 10 Storeでは、5件のアプリアップデートがダウンロードの開始を待っている。だが、ダウンロードは一向に開始されない。Mailクライアントには新着メールが表示されているが、メールを開くことができず、削除や移動もできない。
Twitterでは、Windows 10 Storeに問題があるのではないか、というツイートを複数のユーザーが投稿している。9日朝には一部のWindows 10ユーザーに、Storeサーバで「不具合が発生」したとのメッセージがStoreから届いた。米国東部時間8月9日午後3時、筆者もそれと同じメッセージ(本記事の最後の画像)を初めて受信し、本稿執筆時点で自分のWindows 10ノートPCからStoreに全くアクセスできない状態だ。
ウェブ中のさまざまなフォーラムで、数日前からWindows 10 Storeの問題が報告されており、可能性のある回避策が提案されている。しかし、フォーラムの大半のユーザーは、どの回避策もStoreの問題を解決できないようだと述べている。
筆者は8日夜、現在の状況に関する最新情報と、影響を受けたWindows 10ユーザーがすべきことについて、Microsoftに問い合わせた。9日午前にも再度質問したが、まだ回答はない。
StoreとMailの問題の影響を受けているユーザーの数や、この問題が拡大しているのかどうかについて、筆者は何も把握していない。また、Microsoftが先ごろリリースした初のWindows 10向け累積アップデートとこの問題の関連性を示す証拠も持ち合わせていないが、その可能性を示唆する人も一部にいる(筆者自身は累積アップデートを適用して数日間は、問題なくStoreアプリをインストールして利用できていた)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。