absonneの運用管理ネットワークに「次世代ファイアウォール」導入--新日鉄住金ソリューションズ

NO BUDGET

2015-08-11 07:09

 新日鉄住金ソリューションズは、自社が展開するクラウドサービス「absonne Enterprise Cloud Service」の運用管理ネットワークで、次世代ファイアウォールを導入、本格運用を開始した。管理セグメントのセキュリティ強化を実現したという。製品を提供したパロアルトネットワークスが8月10日、発表した。

 absonne Enterprise Cloud Serviceは、企業の基幹業務システムを対象としたクラウドサービスとして開発、提供しており、可用性、性能、セキュリティ、サービスの柔軟性などのサービス特性の高さを特徴としている。

 新日鉄住金ソリューションズは、インターネットにおける脅威が高度化、複雑化し、セキュリティリスクがますます高まる中で、クラウドサービスの可用性や高度なセキュリティ対策レベルを維持していく狙いがあるとする。同サービスの管理機能との互換性を持つファイアウォールとして、パロアルトの次世代ファイアウォール「PA-5050」と「PA-3020」の導入を決めた。

 パロアルト製品の採用理由について、新日鉄住金ソリューションズは次のようなコメントを出している。

 「高い可用性を特徴とするabsonneでは、ファイアウォールに対して可用性が最初に求められます。パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールは市場での多くの利用実績があり、当社が導入、構築した顧客のシステムにおいても安定稼働していることを高く評価しました。通信の可視性に着目し、精度の高いアプリケーション識別を実現するロジックを組み込んでいることに加え、アンチウイルス、アンチマルウェア、IPS(侵入防止システム)、ウェブフィルタリングなどのさまざまな脅威防御機能により、セキュリティレベルを高く保てると判断しました」

 なお、PA-5050はファイアウォールスループット10Gbps(脅威防御機能稼働時のスループット5Gbps)の性能を持つエンタープライズ向け、PA-3020はファイアウォールスループット2Gbps(脅威防御機能稼働時のスループット1Gbps)の性能を持つミッドレンジ製品。

 両モデルとも、アプリケーション、ユーザー、コンテンツの可視化と制御機能により、インターネットゲートウェイ装置として、ファイアウォール、IPS(侵入防止システム)、アンチウイルス、URLフィルタリング、VPN、サンドボックスなどさまざまなセキュリティ機能を提供する。


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