Microsoftは米国時間9月24日、「Windows 10 IoT Core」Insider Previewの新ビルドをリリースした。同社は2015年8月に同OSをリリースしたばかりだ。
Windows 10 IoT Core(開発コード:「Athens」)は、IoT(モノのインターネット)デバイス用のWindows 10である。具体的には、「Raspberry Pi 2」や「MinnowBoard MAX」など、IntelおよびARMベースの小型組み込みデバイスに特化したWindows 10である。
新ビルドのリリースを告知したMicrosoftの公式ブログおよびリリースノートによると、ビルド番号は「10531」で、ウェブサーバ(WebB)機能の強化、Secure Bootの有効化、Node.Jsサポートの強化、各種バグ修正などが実施されている。また、Microsoftはコミュニティから要望された多種多様な機能を搭載していく予定で、その一環として今回のビルドでは、PWM(パルス幅変調)とADC(アナログデジタル変換回路)の外部チップがAPI経由でサポートされた。
Windows 10 IoT Coreに関する別のニュースとして、MicrosoftはAdafruitとの提携を発表した。Adafruitはエレクトロニクス製品を販売するオンラインストアで、Windows 10 IoT CoreとRaspberry Pi 2でデバイスを開発するためのキット「Microsoft IoT Pack for Raspberry Pi 2」の販売を開始する。このキットには、Windows 10 IoT Coreが書き込まれたSDカードに加えて、Windows 10 IoT Coreで動作確認の取れた各種センサー、電子部品、配線、取扱説明書、サンプルコードなどがセットになっている。Raspberry Pi 2が同梱されたキットの予価は114.95ドル。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。