Qualcommは米国時間10月8日、次世代のハイパースケールデータセンター向け製品である「Server Development Platform」(SDP)のサンプル出荷を開始したと発表した。同社はこの製品により、自社のサーバエコシステムを大きく拡充しようとしている。
SDPは2年以上にわたる開発期間を経て今回、Tier1のデータセンターに向けたサンプル出荷にこぎ着けた。
QualcommによるとSDPは現在、あらゆるソフトウェアスタックを稼働させたライブデモを通じてテストされているという。具体的には、KVMベースの仮想化技術を組み込んだLinux(カーネルバージョン4.2)と、OpenStackの「DevStack for OpenStack」によるクラウドオーケストレーション、標準的なLinuxディストリビューションが稼働するゲスト仮想マシンのほか、「Apache」ウェブサーバや「WordPress」だ。
同社によるとこのシステムには、ARMv8-A命令セットに基づく、プリプロダクション版の24コアSoCが搭載されているという。
また、このシステムが採用しているサーバ向けSoC技術は、IaaSやPaaS、ビッグデータ、機械学習といった、データセンターにおける一般的なワークロードの処理を目的として設計されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。