クアルコム、サーバ開発プラットフォーム製品のサンプル出荷を開始

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-10-09 10:25

 Qualcommは米国時間10月8日、次世代のハイパースケールデータセンター向け製品である「Server Development Platform」(SDP)のサンプル出荷を開始したと発表した。同社はこの製品により、自社のサーバエコシステムを大きく拡充しようとしている。

 SDPは2年以上にわたる開発期間を経て今回、Tier1のデータセンターに向けたサンプル出荷にこぎ着けた。

 QualcommによるとSDPは現在、あらゆるソフトウェアスタックを稼働させたライブデモを通じてテストされているという。具体的には、KVMベースの仮想化技術を組み込んだLinux(カーネルバージョン4.2)と、OpenStackの「DevStack for OpenStack」によるクラウドオーケストレーション、標準的なLinuxディストリビューションが稼働するゲスト仮想マシンのほか、「Apache」ウェブサーバや「WordPress」だ。

 同社によるとこのシステムには、ARMv8-A命令セットに基づく、プリプロダクション版の24コアSoCが搭載されているという。

 また、このシステムが採用しているサーバ向けSoC技術は、IaaSやPaaS、ビッグデータ、機械学習といった、データセンターにおける一般的なワークロードの処理を目的として設計されているという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]