クアルコム、ついにインテルの牙城に照準か--サーバ向けARMチップを開発と米報道

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2014年11月20日 12時49分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ARMサーバは、その消費電力の低さからサーバルームに置かれるようになって久しく、最近ではデータセンターでも使われるようになってきている。Applied Micro CircuitsやAdvanced Micro Devices(AMD)、Caviumといった数多くのARMベンダーがこのトレンドを推し進めてきているものの、大手のARMチップメーカーであり、「Snapdragon」の設計、製造を手がけるQualcommはサーバ市場に足を踏み入れていなかった。今日まではだ。

 複数の報道によると、QualcommがARMサーバ向けのプロセッサを近々提供するとの発表が最高経営責任者(CEO)Steve Mollenkopf氏によってなされたという。

 ただし、Mollenkopf氏が述べた「具体的な」内容は、Qualcommがデータセンター向けの低消費電力チップを開発中だということのみだ。同社の売上高が2014会計年度に6.5%の増加にとどまり、2013年の約30%増という成長率と比べるとふるわなかった点を考えると、モバイル市場だけにとらわれず、成長の続くデータセンター市場やサーバ市場に参入する必要性を同社の幹部らが感じたとの推測も成り立つ。

 データセンター市場は、スマートフォンやタブレットといった市場に比べると地味かもしれないが、クラウド分野の成長によって、ハイエンドでありながらも低価格なサーバに対する需要が増えてきている。その結果、ARMベンダーらは、データセンター向けチップメーカーの最大手であるIntelに挑戦するチャンスを手にすることになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算