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マイクロソフト開発幹部が退社を前に語った27年の思い

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-11-26 06:00

 Microsoftの開発者部門担当コーポレートバイスプレジデントだったS. "Soma" Somasegar氏が、11月半ばに同社を去った。

 同氏は10月に、キャリアの次の段階に進むためにMicrosoftを退社すると発表していた。筆者はこれまで何度も同氏にインタビューする機会があったため、この機会にもう一度話を聞きたいと考えた。幸運にも11月上旬、今回の退社にあたって同氏にいくつかの質問をする機会を得ることができた。

--そもそも、1989年にMicrosoftに入社したのはどのような経緯だったのですか。誰か特定の人物に誘われたのですか。それとも、特定の仕事に惹かれて入社したのですか。

 当時わたしは、ニューヨーク州立大学バッファロー校で、Ph.D.の取得を目指していました。つまり、一番の理由は「バッファローの寒さから逃れるため」だったのです。冗談はさておき、当時わたしはMicrosoftから32ビットオペレーティングシステム(当時は先進的でした)に関する仕事のオファーを受けました。オペレーティングシステムの仕事にはずっと興味があったので、このチャンスに飛びついたのです。また、Bill Gates氏とMicrosoftの「すべてのデスクと家庭にPCを」というビジョンは、参加したいと思わせる魅力的なものでした。

--キャリアのはじめは、Windowsのソフトウェア設計エンジニアだったということで合っていますか?あなたは「OS/2」「Windows NT」「Windows 2000」「Windows XP」「Windows Server 2003」(そしてその間のいくつかのWindows)を含む、8つのWindowsのリリースに関わりました。歴代のWindowsに関わって、そこから得られた最大の成果または教訓は何でしたか。

 何かをリリースしたというだけでは、人の印象には残らないということです。人が覚えているのは、何か凄いものをリリースしたときだけなのです。私はこの教訓を、Microsoftで働き始めて間もない時期に学び、これをずっと生かそうとしてきました。

--2003年以降は、Microsoftの開発者部門の責任者を務めてきましたね。つまりあなたは、開発者向けのすべてのツール、言語、プラットフォームに責任者として関わってきたわけです。おそらく、開発者が求めるものや必要とするものが、時とともに変化するのを目にしてきたことと思います。責任者を務めている間に、開発の分野で、あなたが驚いたトレンドや展開は何でしたか。

 ソフトウェア開発の分野が、この12年間でどれだけ変化したかを振り返ると、驚くばかりです。すべてのビジネスが、ソフトウェアビジネスになりました。今やソフトウェア開発は、あらゆる業界のすべての企業と切っても切れないものになり、ウェブ、クラウド、モバイルの台頭によって、どんな組織のどんな開発者でも、文字通り一夜にして、何百万人ものユーザーにリーチできるようになりました。現在、ソフトウェア開発者の参入障壁は、これまでにない水準まで下がっています。Microsoftの開発者部門は、ずっとこの変化の中心にありました。なぜなら、Microsoftのプラットフォーム、フレームワーク、ツールは、これらのトレンドと歩調を合わせて進化してきたからです。開発者部門の運営チームは、今後もこの分野で素晴らしい仕事をしてくれるはずです。

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