Oracleはこの1週間で2つのことを発表した。1つ目は、DevOps向けのコンテナ運用プラットフォームを手がけるStackEngineの買収契約を米国時間12月18日に締結したというものだ。StackEngineはテキサス州オースティンに拠点を置く新興企業。
OracleとStackEngineはそれぞれのウェブサイトでこの買収を発表している。StackEngineの全従業員はOracleのパブリッククラウドチームに加わるという。
2つ目は、クラウドポートフォリオの拡充を目的とした新キャンパスをオースティンに建築するというものであり、22日に明らかにされた。
Oracle製品の販売を手がけるOracle DirectのバイスプレジデントScott Armour氏が発表で述べたところによると、オースティンを選択した理由は「その地域に優秀な従業員が集まっており、地域周辺のテクノロジコミュニティーには創造性に富み、革新的な思考ができる人材が多数いる」点にあるという。
この建設計画の第1段階では、56万平方フィート(約5万2000平方m)の複合施設と駐車場が建設される。また、現地従業員の住居として、隣接地域にある295軒のアパートも購入する計画だという。
同社は今後の数年間でオースティンの従業員を50%以上増やすとともに、最近大学を卒業した人材や、IT分野のキャリアがまだ浅い人材の雇用に力を入れると約束している。
Armour氏は発表で「われわれの最先端のキャンパスは、(同地域周辺にいる)最高の人材を魅了するとともに、サポートし、創造性をかきたてるものとなるよう設計される。また、特にミレニアル世代のニーズを満足させることに焦点が絞られている」と記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。